年代 | 江戸時代(17世紀) |
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材質・技法 | 磁器 |
サイズ(cm) | 高11.0 口径44.0 高台径24.0 |
青手の古九谷とは、黄・緑・紫・青の絵の具で器面全体を塗り埋め、素地の余白を見せないものをいう。焼成素地があまり良くなかったのを覆い隠すためにこれらの絵付を行ったとされ、1730年代の廃窯時まで全期に渡り制作されたとされる。本品は腰に弾をつけたいわゆる二段鉢様式の大平鉢で、内面は青海波地に菊花文を散らし、外区に松葉文を巡らせている。大胆な色使いに、緻密な線描が見事で、古九谷青手の最晩期の作と考えられる。