春季展のオンラインチケットの販売開始日につきましては、決定次第、お知らせにてご案内いたします。
2026年春季展として、以下の2展を同時開催いたします
◆【本館2階】
《畠山コレクション展》 王朝のみやび―古筆、琳派 茶の湯の情景―
◆【新館2階・新館地下1階】
守屋多々志の華麗な歴史画―よみがえる王朝と文明開化の夢—
◇ 王朝のみやび―古筆、琳派 茶の湯の情景―
かつて都の貴族たちが築き上げた、優美で洗練された「王朝文化」。その繊細な美意識は、時代を超えて日本人の感性の源流となってきました。
本展では、当館の創設者・畠山即翁(一清)が慈しみ伝えたコレクションより、王朝の薫り豊かな名品を厳選して公開いたします。平安の息吹を伝える流麗な古筆、物語の世界を鮮やかに描き出した絵画、そして和歌の情景を写した精緻な蒔絵。これらは後世の茶人たちにっよって「見立て」の心とともに茶の湯の世界へと受け継がれ、独自の進化を遂げました。
白金台の豊かな自然に抱かれた静謐な空間で、時を忘れて「みやび」の極致をご堪能ください。
◇守屋多々志の華麗な歴史画―よみがえる王朝と文明開化の夢―
映画「羅生門」の衣装デザインを手掛け、ベネチア国際映画賞受賞に貢献した異色の日本画家・守屋多々志(1912-2003)の、東日本では30年ぶりとなる回顧展を開催します。
歴史画の大家・前田青邨の内弟子であった守屋は、イタリア留学や高松塚古墳壁画の模写作成などを経て、東西の古典美術や風土を深く吸収しました。
本展では、師である青邨没後に斬新な作風として脚光を浴びた「王朝文化」と、激動期の人物を描く「東西文化交渉」のテーマに焦点を当てます。確かな時代考証に現代的な解釈を加えた院展出品作を軸に、未公開の作品や資料を含む約100点を一堂に展示します。
青邨直系の伝統を受け継ぎつつ西洋美術の影響も受け、平成の時代まで近現代における「歴史画」の新たな表現を模索し続けた、守屋の生涯と華麗な芸術世界を回顧します。
【略歴】
守屋多々志(もりや・ただし)
1912 (大正元) 年8月10日、岐阜県大垣市船町に生まれる。1930(昭和5)年に上京し、前田青邨に師事。また、東京美術学校 (現・東京藝術大学) でも学び、卒業制作《白雨》は川端玉章賞を受賞した。その後は主に再興日本美術院 (院展) を中心に活動を展開する一方で、愛知県立芸術大学
日本画科教授として後進の指導に尽力。創作・教育の両面で日本画壇に大きく貢献した。また、黒澤明監督の映画「羅生門」の衣裳デザイン、歌舞伎座公演「源氏物語」の舞台美術など、分野を横断した制作活動をおこなった。大垣市守屋多々志美術館開館の2年後、2003 (平成 15) 年12月22日に心不全により逝去、享年91歳。
主催:荏原 畠山美術館
協力:大垣市・大垣市教育委員会
前期:4月11日(土)―5月10日(日)
後期:5月14日(木)―6月14日(日)
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